

初心者向けロンドン旅行ガイド
イングランドとイギリスの首都ロンドンは、世界で最も訪れる人の多い都市の一つで、毎年2000万人以上の旅行者を迎えている主要な観光地です。
かつて広大な大英帝国を統治していたイギリスの女王エリザベス2世の故郷であるロンドンには、よく知られた歴史がたくさんあります。しかし、ロンドンを初めて訪れる旅行者にとっては、ロンドンの迷宮のような街は、探検待ったなしの迷路です。
ほとんどの人は、 Tower of London(ロンドン塔)、 Tower Bridge(タワーブリッジ)、 St Paul’s Cathedral(セントポール大聖堂)でロンドンの旅をスタートします。でも、そこでロンドン巡りを止めないこと。ロンドンを一巡りし終わったら、ロンドンのありとあらゆる穴場を見て回る時です。
初めてのロンドン訪問ですか? パン パシフィック ロンドンのフレンドリーなチームが、ロンドンの必見のランドマークや体験をご紹介します。
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ロンドン休暇の準備
予算設定からロンドン巡りに役立つ情報まで、旅行を始める前に考慮すべきポイントをいくつかご紹介します。
ロンドンを訪れるタイミング
ロンドンは温暖な海洋性気候で、冬は寒く、夏は穏やかです。7月から8月は多くのヨーロッパ人が夏休みをとる時期なので、この時期を避けることをおすすめします。
ロンドン旅行に最適な時期は、一般的には、天気は穏やかで、公園では花が満開になる3月~5月(春)です。ただし、9月~10月(秋の初め)も旅行にいい時期です
ロンドン旅行の予算
まず予算に含めるのは、旅費の大部分を占める可能性が高い宿泊費です。旅行者の条件次第で、ホテルは1泊£200(USD244)から£1,500(USD1,770)以上までいろいろあります。
ロンドンは見て回るところが多い広大な都市なので、交通費も、もう一つの重要な経費です。お金を節約する方法の一つは、タクシーに乗らないようにして、できるだけバス地下鉄網を選ぶこと。バス網を使って移動すれば、ロンドンのどこに行こうと£1.50(USD 1.83)です。1時間以内のバス乗り換えなら、追加料金が発生しないのもメリットです。
もう一つの大きなコストは、食事です。ロンドンにはストリートフードシーンが元気で、「Pret-a-Manger(プレタマンジェ)」のようなファストフードチェーンはおおむね手頃です。とはいえ、休暇中にシグネチャーレストランの食事を贅沢に楽しみたいと思わない人がいるでしょうか? 少なくとも1日£90~100(USD110~122)を食事代にあてるつもりでいてください。「Restaurant Gordon Ramsay(レストラン ゴードン ラムゼイ)」、「Alain Ducasse at The Dorchester(アラン デュカス アット ザ ドーチェスター)」、「Le Gavroche(ル ガブロッシュ)」といったミシュラン星付きのレストランで食事をしたいなら、もっと必要です。
ロンドンを巡る
ロンドンにいるときは、地元の人たちと同じように公共交通機関を使いましょう。最も一般的な交通手段の一つが、「Tube(チューブ、地下鉄)」というロンドンとその周辺の目的地を結ぶ地下鉄道網です。
いろいろな種類の切符がありますが、たいていの旅行者が頼りにしているのは、紙の切符よりも安価なオイスターカードです。オイスターカードや非接触型クレジットカードを使うと、ロンドンのランドマークの多くを見物できる市内中心部のゾーン1と2で、1回の乗車につき£2.40~£2.90(USD2.93~USD3.54)の料金がかかります。
ロンドン地下鉄で移動する方法について、事情通のアドバイスをもっと読むにはここをクリックしてください。
目的地へのベストな交通手段を見つけるのに最適な方法は、CityMapperと呼ばれるアプリを使用することです。このアプリは地元ロンドン市民が使用しており、提案してくる目的地に行く一番良い方法はかなり信頼できます。
ロンドンにふさわしいスタイル
フィット感のあるブラウスやスリムなジーンズ、ライトウェイトコートなど、ロンドン子の装いはカジュアルでありながらも存在感があります。いつものように、パッキング前に天気予報を必ず確認してください。ロンドンの天気は一年中比較的穏やかですが、雨の日は肌寒いので、重ね着できるようにしておきましょう。
プロによるアドバイス:ニュートラルカラーにこだわると、服をコーディネートしやすくなります。
通貨、電気プラグ、飲料水


ロンドンはカード天国なので、旅行中に大量の英ポンドを物理的に持ち歩く必要はありません。デビットカードとクレジットカードはほぼどこでも利用可能で、ATMから簡単に現金を引き出すことができます。
英国の家電製品には3ピンプラグが取り付けられており、壁コンセントの平均電圧は230vです。幸いなことに、アダプターは空港や商店街の店などいろいろな場所で入手できるので、お住まいの国がより低い電圧を使用している場合でも、一つ手に入れるのは簡単です。
ロンドンの水道水は飲めますか? 答えはYESです!英国の水道水は、実際に世界で最も清潔な水の一つとしてランクされており、厳しいテストを受けています。
ロンドンで最高のローカル体験
息を呑むような文化体験から趣のあるマーケットでの地元の人のような買い物まで、ロンドンには、自由時間が1~2日ある一人旅、家族旅行や出張でロンドンを訪れる人が楽しめることがたくさんあります。行きたい場所リストに加えるべきロンドンのベストスポットを、厳選してご紹介します。
ロンドンの博物館美術館をハシゴする
ヨーロッパ最古の都市の一つであるロンドンには、他の都市が太刀打ちできないほどたくさんの歴史遺産や文化遺産があります。ロンドンは、主要な博物館やギャラリーに無料で入場できる都市としても、非常によく知られているはずです。しかも、そうしたスポットの多くは世界トップランクの文化施設です。
興味の対象が歴史でも、芸術やコレクション、建築でも、ぴったりの博物館がある。それがロンドンです。


Victoria and Albert Museum(ヴィクトリア&アルバート博物館)
住所: | Cromwell Rd, Knightsbridge, London SW7 2RL(英国) |
営業時間: | 月~日曜日9:30~17:30 |
電話番号: | +44 (0)20 7942 2000 |
文化巡りのスタートには、極上の気品が漂うヴィクトリア&アルバート博物館、略して「VA」がおすすめです。数千年にわたる世界最大級の装飾美術コレクションを擁するV&Aのコレクションが、7フロアにわたる150のギャラリーで展開されています。コレクションは、家具、彫像、陶磁器、ガラスやテキスタイル、衣装、宝石類などです。
この巨大な博物館は、一度訪れただけで網羅するのは不可能なので、一番見学したいセクションを先に決める必要があるかもしれません。V&Aツアーも、とてもおすすめです。
British Museum(大英博物館)
住所: | Great Russell Street, London WC1B 3DG(英国) |
営業時間: | 10:00~17:30 |
電話番号: | +44 (0)20 7323 8000 |
世界に知られるロゼッタストーン、論争の的になっているパルテノン神殿のエルギン・マーブル、ラムセス2世の巨大な胸像、さまざまなエジプトのミイラで有名な大英博物館は、世界屈指の古代コレクションを展示しています。古代メソポタミアから中国の極東や太平洋諸島まで、世界中の見事なコレクションを所蔵している大英博物館の展示品は、彫像や石棺からシルクスクリーンや半貴石まで多岐にわたります。
Natural History Museum(自然史博物館)


英国自然史博物館は、小さな子供や子供の心をもつ大人がいる家族連れなら必見の博物館です。自然史博物館は、五大陸から集められた野生生物の標本の豊富なコレクションが印象的な方法で展示企画されており、最も有名なのが恐竜の化石や哺乳類の展示です。注目は、史上最大の動物シロナガスクジラの実物大レプリカ。さまざまな動物の生息地を正確に再現した展示も感激ものです。
National Gallery(ナショナルギャラリー)
住所: | Trafalgar Square, London WC2N(英国) |
世界トップの美術館にランクされているナショナルギャラリーは絶対に見学すべきスポットです。以下など、時代を超越して愛されている作品を観賞しましょう。
Michelangelo, The Entombment(ミケランジェロ『キリストの埋葬』)
Botticelli, Venus and Mars(ボッティチェリ『ヴィーナスとマルス』)
Van Gogh, Sunflowers(ゴッホ『ひまわり』)
Monet, The Water Lily Pond(モネ『睡蓮』)
Leonardo da Vinci, The Virgin of the Rocks(レオナルド・ダ・ヴィンチ『岩窟の聖母』)
Bank of England Museum(イングランド銀行博物館)
住所: | Bartholomew Ln, London EC2R 8AH(英国) |
イングランド銀行博物館には、1,500年の歴史にわたる約40,000点の美術品の魅力的なコレクションが展示されています。イングランド銀行に併設されているため、1694年の銀行設立から英国の中央銀行としての現在の役割までを辿ることができます。あらゆるタイプの貨幣の研究家や収集家にぴったりです。
ロンドンウォーキングツアーに出かける


どうやら、徒歩で観光するのが一番ロンドンの街を堪能できるようです。ロンドンの人気観光地の多くは市内の駅から簡単にアクセスでき、歩いてすぐの場所にあります。
もう一つの手頃で充実したロンドン観光は、無料のウォーキングツアーに参加すること。市内には無数のツアー業者がおり、各地区を自由に巡る無料ウォーキングツアーを開催しています。このセルフガイドプランも参考になるでしょう。無料ツアーに参加する場合は、ツアーの特徴と所要時間に応じて、通常£5(USD6.10)ほどのチップをガイドに渡すことをお忘れなく。
また、トリップアドバイザーで高く評価されているイーストエンド ストリートアートツアーなど、有料のウォーキングツアーもあります。費用は£20(USD24.50)程度です。
オックスフォード ストリートとリージェント ストリートでスタイリッシュにショッピング


おしゃれに敏感で目の高い買い物客は皆、ロンドンの有名なファッション地区、オックスフォード ストリートとリージェント ストリートを知っているはず。ここには、グッチ、シャネル、プラダなどの主要ハイストリートブランドのほか、H&M、ユニクロ、ZARAなどの大衆ファッションの店舗もあります。
仕立ての良いスーツがほしい男性は、有名なサヴィル ロウを訪れてみてはいかがでしょうか。メイフェアにあるこの通りでは、世界で最も高価なテーラーが、目の肥えた人のために誂えのスーツを次々仕立てています。
スピタルフィールズ マーケットでプレゼントを買う
住所: | 56 Brushfield St, London E1 6AA(英国) |
営業時間: | 月~金曜日8:00~23:00、土曜日・日曜日9:00~23:00 |
ロンドン最古の市場の一つであるSpitalfields Market(スピタルフィールズ マーケット)は、今では年中無休のショッピングスポットです。小規模生産者、地元のクリエイティブな人々、独立系小売業者、有名ブランドが一つの屋根の下に集まっているので、ここで、ユニークなファッションや入手しづらい手作りの作品をうまく手に入れることができます。
見逃せないその他のロンドンのマーケットをご紹介します。
ロンドンで最高の観光名所と写真スポット
Instagramに載せたくなるロンドンらしい写真を撮らずに、ロンドン休暇を終えることはできません。英国の首都のさまざまなシーンや角度を撮影するためのロンドンの写真スポットをいくつかご紹介します。
バッキンガム宮殿で衛兵交代式を見学する


住所: | Buckingham Palace, London SW1A 1AA(英国) |
営業時間: | 毎日9:30~16:15 |
Buckingham Palace(バッキンガム宮殿)は、英国を象徴する建築物の一大名所です。ここで、厳粛で華やかな一糸乱れぬ行進と音楽が見どころの衛兵交代式も見学することができます。稀に、女王や英王室のメンバーを見つける機会もあるかもしれません。
おすすめは、衛兵交代式の見学とアフタヌーンティーを含む4.5時間のバッキンガム宮殿ツアーに申し込むこと。知識豊富なガイドから宮殿の歴史の説明を聞くことができれば、ツアー全体がぐっと充実します。特に、ロンドンを訪れるのが初めての人ならなおさらです。
有名なスカイガーデンで絶景を楽しむ
住所: | 20 Fenchurch Street 1 Sky Garden Walk, London EC3M 8AF(英国) |
営業時間: | 月~金曜日10:00~18:00、週末10:00~21:00 |
ロンドンの街を360度見渡すには、ロンドン一高いルーフトップガーデン「Sky Garden(スカイガーデン)」へ向かいましょう。モニュメント地下鉄駅の近くにあるこのガーデンは、頭でっかちに上部が膨らんだ特徴的な形の高層商業ビル「Walkie Talkie(ウォーキー トーキー)」の屋上にあります。豊かな緑に囲まれてコーヒーを堪能したり、手入れの行き届いたガーデンを散歩したり、屋外テラスを散策したりと、思いのままに過ごせます。
スカイガーデンの利用は無料ですが、入場には事前予約が必要です。
ミレニアムブリッジで超大作映画のシーンを追体験する
テムズ川に架かる鉄の吊り橋、ロンドン Millennium Bridge(ミレニアムブリッジ)が登場した映画は、『ハリー・ポッターと謎のプリンス』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』など、多数に上ります。橋の一端に面したあのセントポール大聖堂のおかげで、ここはロンドンの中心で唯一無二のInstagramに載せる価値のあるスポットになっています。
心に響く写真を撮影した後は、歩行者専用橋を渡るとザ シャード(ザ シャード)、Shakespeare's Globe(シェイクスピアズ グローブ)、バラ マーケットを見て歩くことができます。時間が許すなら、Tate Modern(テート モダン)に行くこともできます。アンディ・ウォーホル、デビッド・ホックニー、マルセル・デュシャンなどの世界的に公明なアーティストの作品を展示している、とても良い近現代美術館です。
ロンドンらしい赤い電話ボックスの写真を撮る


赤い電話ボックスを覚えていますか? 昔は公衆電話から電話をかける必要がある人々に広く利用されていた小さな赤いボックスが、ロンドンの街から急速に消えつつあります。ただし、ウェストミンスターのグレート ジョージ ストリート(ビッグベンの手前)に向かうと、通り沿いにいくつかあるこのロンドンらしい電話ボックスを撮ることができます。
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ロンドンの最高のグルメシーン
世界屈指の文化的多様性に満ちた街の一つであるロンドンの美食シーンは、伝統的な英国料理、ヨーロッパの洗練された料理、アジア料理、中東料理など、明らかに多彩です。パン パシフィック ロンドンの人気料理をご紹介します。
ハーフカップで満足のいくブランチを味わう
住所: | 100-102 Judd St, Saint Pancras, London WC1H 9NT(英国) |
営業時間: | 平日8:00~18:00、週末9:00~17:00 |
電話番号: | +44 20 8617 7835 |
「Half Cup(ハーフカップ)」は、ブランチ目当てに訪れるロンドン有数のスポットに成長しました。完璧な盛り付けの朝食プレートと美味しいパンケーキがあって、言うことなしです。
ザ ブレックファスト クラブ スピタルフィールズで心のこもった朝食を
住所: | 12-16 Artillery Ln, London E1 7LS(英国) |
営業時間: | 日曜日~木曜日8:00~16:00、金曜日~土曜日8:00~22:00 |
電話番号: | +44 20 7078 9633 |
パン パシフィック ロンドンからわずか数分の場所にあり、終日ブランチを楽しめるThe Breakfast Club Spitalfields(ザ ブレックファスト クラブ スピタルフィールズ)は、食べれば幸福感を得られる料理、秀逸なコーヒー、見事なまでにフレンドリーなサービスが魅力。活気ある雰囲気とボリューム満点の料理が自慢で、一日を始めるには最高の場所です。
ザ ブレックファスト クラブ スピタルフィールズへの道順を見る
チャーチル アームズでビールと写真を楽しむ
住所: | 119 Kensington Church St, Kensington, London W8 7LN(英国) |
電話番号: | +44 (0)20 7727 4242 |
1750年に建てられた「The Churchill Arms(ザ チャーチル アームズ)」は、その歴史と美しさゆえに訪れる価値のある英国のパブです。さかのぼること1800年代、ウィンストン・チャーチルの祖父母がこのパブの常連でした。それが店名の由来です。伝説の英国首相のファンは、パブの内壁を飾るチャーチルの記念品をたくさん見ることができます。
春や夏にロンドンを訪れると、バーの外の花やプランターが満開になっていることでしょう。店の評判がとても良く、写真映えするスポットなのはそのためです。
ほかに、「Sherlock Holmes Public House and restaurant(シャーロックホームズ パブリック ハウス アンド レストラン)」と「ザ クロス キーズ(The Cross Keys)」も、絵のように美しいおすすめのパブです。


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